薬品工場での塗替え工事における新提案 ― ダンジオーラシステム施工事例
2026/07/01金森産業工業材料部
お客様の最も身近な塗料の専門家になることを目指し日々精進しております。塗料に関するアレコレ、なんでもお気軽にお問合せ下さい。
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通常の塗替え工事は、下地調整(ケレン+水洗い)→補修塗り(錆止め塗料)→下塗り(錆止め塗料)→中塗り(中塗り塗料)→上塗り(上塗り塗料)という流れで塗装しています。
ですが、薬品工場の多くは火気厳禁でサンダーケレンができないのが実情です。電動工具が使えないとなると、人の手でなんとかするしかありません。手工具を用いてケレンをし、塗装をしていました。
ですがこの作業は非常に負荷が高いだけでなく、下地の錆を全て落としきることができないため、通常よりも早く再び錆が出てきてしまいます。そうなれば再度塗替えが必要。再塗装が必要になるまでの期間が短くなってしまっていました。作業も大変なうえ頻度も増えてしまい、お困りのお客様も多かったのです。
新商品のダンジオーラシステムは、下塗りの「ダンジオーラ下塗E」に錆転換剤が入っているため、ケレンをしなくても下地の錆を安定化させてくれるという画期的な製品です。また、専用上塗りの「ダンジオーラU上塗HB、F上塗HB」と組合わせを行うことにより2回塗りで工期短縮の可能性もあります。
工期が短くなれば作業にかかわる人件費が減り、コストを低減させることができます。
配管用スタンションの塗替え工事で、ダンジオーラシステムを提案いたしました。薬品工場のため火気厳禁。電動工具(サンダーケレン)も基本的には使えないという条件での塗り替え作業が必要です。新商品ということもあり、製品の説明から行い採用に至りました。採用の決め手となったのは、やはり電動工具を使わずに塗装できるという点。さて、結果はどうなったのでしょうか……?
サンダーケレンが必要ないとはいえ、浮きさびになっているところは取り除く必要があります。錆びて剥がれそうになっている塗膜は手工具で除去しました。
今回は、ダンジオーラ下塗Eを2回塗り、ダンジオーラ上塗HBを1回塗りの計3回塗りで施工。通常であれば下塗り2回と中塗り1回上塗り1回の4回塗りが必要なので、塗装工程も減らすことができ、施工期間も今までよりも短くできました。
ただし今回は雨が多かったため塗装できない日も多く、体感として施工期間の短さはあまり実感することはできませんでした。しかし雨が多い時期でも後ろ倒しすることなく施工が完了できたというのはやはりメリットですね。
注目の仕上がりはこちらです!
施工前
↓
施工後
仕上がりはとてもきれいですね!今後はこの商品のポイントでもある、下地のさびの安定化によりさびの発生を今までよりも遅らせることができるかを引き続きウォッチしていきます。
これでさびの発生を抑えることができれば、画期的な製品であることは間違いありません!
今回は、火気使用の制限および錆びの安定化という点で採用に至りました。しかしダンジオーラシステムはそれだけではありません。ダンジオーラは下地に塩分が多少残っていても塗膜性能に影響しない残存塩分適性があり、簡単な手ケレン作業でもより長い防錆力を発揮します。今後は海に近い施設や工場などへの提案も進めていきたいと思います。
天候が悪く施工期間が延びることを心配していましたが、ダンジオーラシステムを採用することで、仕上がりを含め施工期間内で完了できたことに満足しました。
また、ダンジオーラ下塗Eの防食効果で次回補修の期間が長くなることを期待しています。
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