住宅リフォーム推進協議会(内藤弘康会長)は、「令和7年度住宅リフォームに関する消費者(検討者・実施者)及び事業者実態調査」の結果を発表した。事業者調査ではリフォーム事業者の概要、工事実績や売上高、従業員数、税制優遇制度の情報入手方法などを把握し、今回で8回目。消費者調査ではリフォーム実施者・検討者の概要、意識や行動、税制優遇措置の認知などを調べ、検討者は17回目、実施者は6回目となる。
発表によると、直近でリフォームを実施した層の初回割合は45・4%で減少傾向。一方、検討層では7割超が経験者だが、初回割合は27・0%で前回から3・4ポイント上昇した。初回割合は世帯主年代別では40代(60・0%)、築後年数別では「10年未満」(71・6%)が最も高い。築年数が上がるほど初回は減り、複数回実施が増える傾向がみられる。
リフォーム検討のきっかけは「設備や構造の修繕」(実施者56・2%、検討者49・7%)が最多で、実施者では半数以上が修繕を契機としている。実現したかったことは、実施者では「一部の部屋の全面改修」(31・7%)、検討者では「省エネ性能の向上」(37・1%)が最も高い。検討者が予算以外で重視する点は「省エネ性向上」(32・6%)、「耐久性向上」(23・0%)、「設備の使い勝手」(21・3%)、「耐震性向上」(21・3%)が2割を超えた。
検討者の希望予算平均は310万円、実施者の検討時予算も310万円でともに前回より上昇。実際の費用(補助金含む)は平均405万円で前回より下降したが、中央値は200万円から210万円に上昇した。予算超過の理由は「設備のグレードアップ」(47・4%)、「リフォーム箇所の増加」(41・9%)が高く、「想定外の工事」(22・6%)は前回より3・3ポイント低下した。
検討者の不安は「費用がかかる」(40・3%)が最多で2年連続上昇。「事業者選びや手続きの面倒さ」(23・9%)、「支援制度の把握」(19・5%)も上昇した。実施者が事業者選定で重視したのは「担当者の対応・人柄」(44・0%)が最多で、「工事の質・技術」(36・2%)は前回から4・0ポイント上昇した。
契約した事業者タイプは全国規模の事業者の合計が40・5%で2年連続上昇。事業者情報の入手方法は、実施者は「いつも依頼している業者」(25・1%)、検討者は「テレビ」(29・8%)が最多。インターネット関連の合計は実施者29・0%、検討者37・2%で前回より上昇し、積極的な活用がみられる。
回答したリフォーム事業者の業種は「工務店」(全体48・9%、不動産除く54・1%)が最多で、次いでリフォーム専業(同18・8%、同20・8%)。デベロッパー・不動産は前回より下降した。