パッケージを刷新した「フローンヌルサット」
東日本塗料は、10月9日午後2時から東京都台東区東上野のTKP上野駅前ビジネスセンターで「フローンヌルサット販売戦略発表会」を開いた。2018年に上市した床用2液水性反応型樹脂塗料の同製品のパッケージを刷新するなどし、ブランド強化を図る。
冒頭、あいさつに立った同社細谷義憲社長は「パッケージの切り替えは単なるデザイン変更ではなく、ブランディング戦略によって社会課題に応える新たな一歩だと考えており、今後は既存のBtoB市場に加え、BtoCへも認知を広げフローンヌルサットの価値をお届けしていく」と、述べた。
同社の言うBtoCとは、塗装のプロ以外をターゲットにした位置づけとなる。同製品は上市以来、電動撹拌機不要で手攪拌でき、簡単に塗れる施工性を売りに市場に浸透してきた。こうした製品開発の背景には近年の職人不足がある。塗り手を増やすために「誰でも扱えて、かつ高性能な塗り床材」の開発が必要であった。こうして誕生したのが、2液水性で簡易攪拌タイプに耐久性を備えた同製品である。
実際にプロ以外での施工例として、企業の5S活動等で工場床を従業員が塗装する事例が出てきている。秘密厳守を徹底している半導体工場などでは、施工事業者が入出することができないため、従業員施工が一般化している例もある。
新パッケージのコンセプトは、塗り床材ではよく使われる塗色であるグリーンを軸にブランドの統一感と高級感を演出。店頭や現場において一目でわかる存在感を目指した。製品価値の訴求と販売活動への積極的活用により、BtoC市場へユーザーを広げる。販売戦略発表会で同社専務取締役の福嶋尚人氏は、「フローンヌルサットは、床の市場でナンバー1を目指す。そのためには、新しい市場として、従業員施工が重要だと考えている。自分達で働く環境の美観を維持していくという考えに対し、ヌルサットにより、市場を設計していきたい」と展望を述べた。
商流チャネルは既存の販売店を活用することには変更ないとのこと。現在、同製品における専門職人以外の施工は1割程。さらなるBtoC市場の拡大により、販売強化を狙う。