導入費用が明確な「コンテナイン小型排水処理装置」
大阪油化工業は、精密蒸留サービスを「研究開発支援」、「受託加工」、「プラントサービス」による〝総合力〟でベストなソリューションを提供してきた。強みを活かしての課題解決で、顧客目線の新しい提案が行える。また、提供する設備には構造がシンプルな設計であることも特長だ。
例えば、排水ろ過システムを挙げてみると、子会社のカイコーが展開する排水ろ過システム「オールイン小型排水ろ過装置」並びに「コンテナイン小型排水処理装置」が好例だろう。同製品群は、凝集・沈殿・ろ過・濃縮・脱水機能の役割を1ユニットで5役をこなす。設備は全て規格汎用部品を採用し、モーター等の電装設備も極力減らしてシンプルな構造に特化した。そのため専用オペレーターが不要で操作も簡単。メンテナンスも容易でメーカー担当者を呼ばなくても対処できることの方が多い。
全機能をまとめることで、処理工程を省き運用コストも抑えられる。また、小型化により、工場内の狭いスペースでも配置が可能。設備の移動も比較的容易であることから将来の工場レイアウト変更にも対応できるそうだ。
水処理設備をコンテナに積み込んだ「コンテナイン小型排水処理装置」は、箱型のため空間を効率的に利用できる。垂直に積み重ね、単位面積当たりの処理能力が向上。また、寒冷地においてコンテナ内の温度コントロールできる点も利点だ。台風、地震にも強い。
コンテナに必要設備を据え付けているため、最短1日で試運転を開始できる。横3・6m×縦2・5mの9㎡の平地があれば設置でき、建屋も不要である。
従来の凝集沈殿方式のろ過システムでは、巨大な貯水タンク層や、発生したスラッジを脱水する装置を別に設ける必要があった。また、排水装置は、都度設計の場合が多く、納期やコストが分かりにくい点もユーザーニーズに反していた。
同社の排水処理装置は、ユニット式のため価格が明確。基本ユニットとオプションにより価格が決定し、導入コストは1500万円~2000万円程である。
今年に入り展示会等でPRを実施。水質汚濁防止法に則り整備された排水処理装置が更新時期を迎え、問合せが増えてきているとのこと。また、能力、コスト、納期が事前把握できるため設備投資計画や補助金を含め融資計画が立てやすいそうだ。塗装分野では前処理工程の水洗、排水処理等での利用が見込まれる。
なお、カイコーは10月29日から3日間、東京ビッグサイトで開催される塗料・塗装設備展に出展。「コンテナイン小型排水処理装置」の実機を出品する予定だ。
℡048・865・2571