日本溶剤リサイクル工業会(川瀬泰人会長)は、「2023年分溶剤リサイクル数量調査」の結果を発表した。使用済み溶剤の推定引取量は、32万7千t(前年比3%減)で、マテリアルリサイクル数量は21万1千t(同5%減)となった。
また、リサイクル原料全体の73%が有価物としての引取りとなり(前回調査比4%減)、リサイクル処理方法では、リサイクル原料の89%がリサイクルされ、そのうちマテリアルリサイクルが59%、サーマルリサイクルが30%であった。また、マテリアルリサイクルではその85%(全体の50%)が循環型であった。
マテリアルリサイクルによるCO2削減量は前年より4%減の約129万8千tと推定している。
調査は溶剤精製リサイクルを営む43社を対象に、調査・集計したもので、調査対象期間は2023年1月1日~12月31日。回答率は49%であった。
なお、昨年同工業会が環境省と実施、報告した「有機溶剤使用量・排出量調査(2021)」によれば依然1280万t(使用量の52%)が焼却処分されている。量・比率とも前回の2012年調査時から変わっていない。
同工業会では、政府目標の「2030年にマテリアルサイクル量1・5倍(2013年比)」の達成に向けた活動を始めており、ワーキンググループ中心に活動を促進していく。