日本ロボット工業会(橋本康彦会長)は、「ロボット統計受注・生産・出荷実績2024年4~6月期(会員ベース)」を発表。受注、生産ともに、台数および金額が前年同期実績をマイナスで推移した。
受注額が対前年同期比8・6%減の1798億4700万円、生産額が同12・9%減の1762億8100万円であった。
受注状況をみると、実装機は底打ち感が出てきており、一部用途向けでも復調の兆しがあることで、受注の減少割合は6四半期ぶりに10%を下回った。その一方で、垂直多関節ロボットを中心に依然として低迷している状況下にあるが、世界的な自動化需要が益々高まる中で、今後の受注回復が期待される。
出荷実績をみると、国内向けは、電気機械製造業向けが主要用途で減少した一方、自動車製造業向けは主要用途で増加した。輸出はマテハン用やスポット溶接用がアジア、欧米含めて大幅に減少したものの、実装用がアジア向けで中国向け中心に増加となった。同用途での輸出額が増加となったのは10四半期ぶりとなる。
塗装用途ロボットの国内出荷数は、159台で対前年同期比52・9%増、輸出は349台で同41・3%減、総出荷は508台で同27・3%減であった。
受注・生産・出荷の各状況は次の通り。
▽受注=受注台数4万1696台(前年同期比13・1%減、7四半期連続の減少)、受注額1798億円(同8・6%減、7四半期連続の減少)
▽生産=生産台数3万9081台(同27・5%減、6四半期連続の減少)、生産額1763億円(同12・9%減、5四半期連続の減少)
▽出荷=総出荷台数3万7777台(同29・4%減、6四半期連続の減少)、総出荷額1669億円(同18・3%減、5四半期連続の減少)/国内出荷台数8665台(同3・2%減、5四半期連続の減少)、国内出荷額416億円(同1・6%減、2四半期連続の減少)、輸出台数2万9112台(同34・7%減、6四半期連続の減少)、輸出額1253億円(同22・6%減、5四半期連続の減少)
▽国内出荷内訳:電気機械製造業向け=出荷台数2831台(同10・7%減、4四半期連続の減少)、出荷額133億円(同12・3%減、4四半期連続の減少)、自動車製造業向け=出荷台数2759台(同25・1%増、5四半期ぶりの増加)、出荷額129億円(同14・7%増、2四半期ぶりの増加)
▽輸出内訳:電子部品実装用=輸出台数3327台(同11・0%増、11四半期ぶりの増加)、輸出額529億円(同10・2%増、10四半期ぶりの増加)、溶接用=輸出台数4976台(同52・1%減、3四半期連続の減少)、輸出額126億円(同52・4%減、3四半期連続の減少)