塗料・塗装設備展大阪展示会場入口の様子
5月8日から10日に行われた塗料・塗装設備展大阪の出展社は、各社の高い技術で競演した。
展示会は今、次のステージを目指し、認知から訴求へ進化を遂げつつある。各社の強みで展示ブースでの差別化を図る姿を一部紹介する。(展示会概要は本紙17日号1面掲載)
主な出展社では大気社が「カーボンニュートラル実現に向けた取り組み」をテーマに展示した。その一つとして、「フィルム加飾自動化ライン」を提案した。これは自動車の外装をフィルムで加飾する技術である。バンパーのような大きな立体形状の外部部品にもフィルムを貼り付けることができ、樹脂や鋼板の製品にも対応できる。成形可能ワークは大型から小物部品まで様々なワークに対応可能な未来の施工方法である。
アイメックスは、湿式超微粒粉砕・分散装置ビーズミルを紹介。液体で濡らした粉体を、ビーズミル内でビーズと共に攪拌することで粉砕・解砕・分散することができる。展示の目玉は、昨年末にリリースしたという「ディスパージョンアルファミル(DAM)」。低周速から高周速運転まで可能なため、ソフト分散から粉砕処理まで行うことができるという特長を持つ。ブース内では3日間セミナーを開き、同製品の紹介、3本ロールの自動隙間調整、小型ビーズミルの活用方法、ナノ分散を実現するビーズミルをアピールした。
クリーンレーザー協会は、橋梁の塗膜剥離時に発生する膨大な産業廃棄物を大幅に削減する。ブース内では、クリーンレーザー工法の実演を行い、作業者の過酷な環境を改善する新技術を披露した。
レーザービームのみで簡単に剥離ができるため、女性でも簡単に作業が可能であることを実演で実証した。
信越化学工業は、各種の樹脂を高機能化するシリコーンプロダクツを展開した。
業界初シリコーンでは、乳化剤を使用しない水系速硬化型シリコーンレジン「KRW‐6000シリーズ」を開発し、3月にリリース。耐水性に優れた皮膜を形成し、長期にわたり耐久性、耐候性に優れている。水系のためVOCフリー化にも貢献する。
同社では各プロダクツ毎に説明員を配置。製品ごとの問い合わせに対応することでブース誘導を加速化し、ユーザーニーズを明確化していた。