日本建築仕上材工業会(NSK、藤井実広会長)はこのほど、2023年(令和5年1月~12月)の建築用仕上塗材および左官材料・補修材料の生産数量を発表した。建築用仕上塗材は16万1906tで前年比3・0%減、左官材料・補修材料は32万3681tで同0・9%減、合計で48万5587tの同1・6%減であった。建築用仕上塗材に加え、左官材料・補修材料も減少傾向となり、生産総量の50万t台回復はならなかった。
建築用仕上塗材の水系上塗材と溶剤系上塗材の生産数量比は80・1%:19・9%と、水系上塗材の割合が八割を超えた。
内訳では、主要品目の中で前年より生産数量が増加した塗材は1品目のみで、防水形合成樹脂エマルション系複層仕上塗材が前年比17・3%増の1万5955tであった。
また、同じ品目で前年より生産数量が5%以上減少した塗材は4品目で、可とう形合成樹脂エマルション系改修用仕上塗材が同7・6%減の5万4549t、合成樹脂エマルション系厚付け仕上塗材が同6・3%減の6362t、セメント系厚付け仕上塗材が10・7%減の2481t、反応硬化形合成樹脂エマルション系複層仕上塗材が同12・5%減の1722t。前年は5品目が5%以上減少で、いずれも前年比2桁減少であったが、今回は2桁減は2品目にとどまった。
左官材料・補修材料の主要5品目では、建築用下地調整塗材が同1・1%増の13万7090t、SL材が同1・9%増の7万9497t。一方、ラスモルタル用軽量セメントモルタルは同6・9%減の8万4374t、吸水調整材は同3・7%減の4676t、薄塗用セメントモルタル材は同13・4%減の2422tと前年に続いて2桁ダウンとなった。
単位の異なる2品目では、前年同様、生SL材は同4・0%増の9万8022m2と好調であった。対して、セメント混和用軽量発泡骨材は同9・4%減の444万6040ℓと不振だったが、前年の2桁減からは落ち込み幅が小さくなった。