日本ペイントは、各種建築材料から放出される揮発性ガス(アウトガス)が半導体などの電子機器に付着すると製造時の不具合の原因となる可能性が高いことに着目。アウトガスの放散速度を速めることにより精密機器製造時のアウトガス汚染を防ぐクリーンルーム用変性エポキシ樹脂下塗り塗料「ハイポン20デクロ クリーンルーム用」を発売した。
同製品が開発された背景として、昨今、国内では半導体工場の新設が活発となり、塗膜から放散されるアウトガスを抑制するクリーンルーム向けさび止め塗料の需要が高まっていることがある。電子機器は通常よりも微粒子成分が少なくなるよう管理されたクリーンルームで製造されるため、アウトガスの抑制が重要となるからである。
同製品はアウトガスの放散速度を速めることで汚染を抑制し、そうした環境でも安心して使用できる、精密機器工場向けクリーンルーム用塗料として開発されたもの。従来の「ハイポン20デクロ」の付着性能や防錆性能を踏襲し、アウトガス放散速度データを備えた専用製品であるため、採用製品のデータ測定等の工数が削減され、ユーザーの業務効率化にも貢献するという。
特長として、まずクリーンルームに影響を及ぼす揮発性ガスである炭化水素ガスやアンモニアガスを早期に放出し、アウトガス汚染を抑制すること。作業性においても刷毛、ローラー、エアレスの各塗装性は良好である。変性エポキシ樹脂塗料であり、2種ケレン面にも優れた防錆性と密着性を発揮。JIS K 5551構造物さび止めペイントC種1号2号相当の性能を持つ。ホルムアルデヒド放散等級はF☆☆☆☆。
主な用途は、アウトガス発生量早期放散および防食性が要求される箇所の下塗り。
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