「ロープアクセス工法」を模した展示
物価上昇にともないマンション等の修繕費の値上げが多く見られた昨年。コスト部分も人工代や材料費が高騰し、改修工事におけるコストの再検討が進められた。
製品開発においては、各塗料メーカーは、ライフサイクルコストの削減や工期短縮のアプローチを進めている。また、工法面では「無足場工法」がいま注目されている。無足場工法の種類として、ロープアクセス、ブランコ、ゴンドラ、高所作業者等がある。
ロープアクセス工法を展開しているTRAWE(トラウェ)では、施設リノベーションEXPOで自社の「ロープアクセス工法」を紹介した。同工法は、ロッククライミングのように屋上に取元を作りロープを設置し、作業員がぶら下がりながら塗装等の工事を実施する作業方法。従来工法の足場設置や解体が不要となることで、費用削減、工期短縮等を実現する。施主にとってコストダウンが図れる。
無足場の中ではブランコ工法と似ているが、ヒサシ等の突出部分のある建物では、ロープアクセスの方がブランコ工法より作業性が良いとのことだ。可動域が広いことでメリットが生まれる。
現在、ビルやマンション等の高所の建物における塗装でコストメリットを発揮するという。同社では低層階の一般住宅では展開していない。都市部では密集した狭小住宅が近年増加しており、隣壁面が隣接しすぎで足場が組めないことも多くある。こうした住宅にも同工法等のニーズがありそうだ。