全国大会会場に多くの人が集まった
日本工業塗装協同組合連合会(髙橋正会長)は、9月15日午後1時から愛知県名古屋市中村区名駅の名古屋マリオットアソイアホテルで、第48期通常総会と2023全国大会を開いた。ホストは愛知県工業塗装協同組合が務めた。同組合は今年、設立50周年の節目の年を迎え、記念講演を盛り込んだ式典となった。4年ぶりの全国大会ということもあり、約140人の参加者を集めて盛大に開かれた。
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まず午後1時から、第48期通常総会を開いた。
あいさつに立った髙橋会長=写真上=は「コロナ禍により、総会はリモートで開催していたが、全国大会は3年間開催できなかった。久しぶりの全国大会を有意義なものにしたい。
本来であれば神奈川で行う運びであったが、愛知県が50周年という節目の年であるということで、神奈川の石川理事長に無理を言って、今回はこの愛知の地で行うことにした。愛知の50周年を皆で祝いたい」と話し、議案審議に入った。
議案事項は承認され、今年度は傘下組合員の作業改善や生産の効率化の取組みを支援し、経営基盤の充実に結びつく活動を第一とするとしたうえで、特に次の項目に注力する。
①塗装技能コンクールの充実や技術講習会の実施、工場見学会の開催など、研修・研鑽の機会を増やし、全体の底上げを図る。②環境問題、化学物質規制問題などの課題に対し、関係省庁とも情報交換を密にすることで、傘下組合の安心・安全の体制づくりを支援する。③ジュニア会への支援を強化するとともに、「工業塗装ともの会」の活動を通して、将来業界を担う世代に対して、各地域を横断したネットワークづくりを支援し、次代の活性化のベースを作る。④若者や外国人の雇用、女性の塗装現場への進出などに関する問題を明確にし、各社の人材確保・育成を支援する。
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続いて午後4時から同会場において「2023全国大会」が開かれた。
ホストを務めた愛知県工業塗装協同組合の妹尾和彦理事長=写真2=が「日本のど真ん中、愛知でこのような会を開催させていただくことを大変光栄に思う。ようこそ愛知へ」と歓迎の意を表した後、壇上に立った高橋会長は「前回の全国大会は2019年に関西の地で行った。記憶術の先生にご講演いただいたと記憶している。その後、事務局も代わり、手順の引継ぎができていないところがあって皆様にご不便をおかけしてしまったことがあり申し訳なく思っている。その中で、新事務局も一生懸命活動しており、我々金属塗装が特定人材の指定を受けたいということで、頑張っている。
また、我々には多くの仲間がいるので、ぜひ意見交換を大いにしていただきたい。そしてこの全国大会の場で、皆様と心を一つにして、工業塗装、金属塗装の世界を大いに発展させ、ファンを多く増やしていきたい」と述べた。
その後、来賓あいさつを経済産業省中部経済産業局産業部製造産業課課長の篠田顕一氏と商工組合中央金庫執行役員名古屋支店長兼熱田支店長の 佐藤淳氏が行い、基調講演に入った。
基調講演では、トヨタ自動車車両製造技術開発部の田中一基氏=写真3=が「カーボンニュートラル(CN)に向けた取組と新塗装技術」と題し、同社における脱炭素化(カーボンニュートラル:CN)の取組みを紹介。また、生産現場における取組みについても事例を交えて紹介した。続けて、同社が手掛ける新技術についても紹介し、2035年のCN達成を目指すとした。
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午後5時からは懇親会が開かれ、愛工塗の妹尾理事長が「我々の協同組合を振り返ると、先人や先輩たちが礎を築いてくれたことで、私たちがこの場にいられる。今日は、この50年を少し紐解いて、皆さんにビデオで観ていただこうと思っている。今後、我々は50年とは言わないが、10年、15年、20年と、どのように塗装が変わっていくか、やるべきことというのはまだまだたくさんあると思う。今日の一日が皆様にとって有意義な一日となることを祈念したい」と述べ、開宴した。
来賓祝辞を経済産業省製造産業局素材産業課課長補佐の井出大士氏、名古屋市工業研究所所長の秋田重人氏、日本塗装工業会会長の加藤憲利氏それぞれが行い、日本塗料商業組合理事長の竹田明氏の乾杯の発声で懇親に入った。
懇親会の最後には、愛知から次回の全国大会開催地神奈川へ連合会旗が手渡された。
中締めを愛工塗副理事長の川西正克氏が行い閉会した。