第43回マルテー刷毛・ローラー・塗装機器総合展示会「大阪マルテー祭」が、2023年4月1日・2日にインテックス大阪(大阪市住之江区南港北)にて開催された。
マルテー祭は「見て」「触れて」「お試し頂ける」をキャッチフレーズとした塗装業界最大の総合展示会だ。今回のマルテー祭は前回の東京開催以来、4年ぶりの開催となり、会場は来場者でにぎわった。
本稿では、出展ブースの中で、編集長が目にして「おっ!」と思った新商品をご紹介する。
大塚刷毛製造株式会社がマルテーウルトラボールマザールのミニタイプを発表した。
小径のボール形状にインペラーを搭載。小型ながら沈降しやすい材料を強力に撹拌できるそうだ。ボールは直径28mmなので、18リットル缶の天板を切らずに注ぎ口からボール部分を入れて撹拌できる。写真の通り缶の隅にボールが届くので、容器の隅々まで均一に攪拌する。
シャフトとボール本体接続部は溶接加工されており、塗装の入り込みを解消しているそうだ。
マルテーウルトラボールマザールのミニタイプのデモンストレーション
18リットル缶の隅までしっかりと攪拌できるヘッド形状
大伸化学株式会社は、造膜型塩分低減剤「ソルトリッパー」を紹介していた。
四方を海に囲まれた日本では沿岸部近くの橋梁において、塗装塗り替え後に錆が表面化する事例が発生する。原因の1つは、素地調査後に残留する塩分が考えられるという。この問題を解決するために、開発されたのがソルトリッパーだ。
施工する箇所にソルトリッパーを塗布し12時間以上乾燥させると、乾燥とともに、浮き錆が発生し残留塩分が可視化される。塗布直後に白色だった塗料が透明になったら、塗膜をシート状に浮き錆ごと剥がせば付着した塩分を低減できるわけだ。
一般的な水洗と異なり、皮膜が鋼材表面に長くとどまることで効果を発揮する。膜を剥がすだけなので、排水処理の必要がないのもポイントだという。
http://www.daishin-chemical.co.jp/
日東電工株式会社が「新商品・ヒット商品コーナー」に展示していたのが、「防水アルミテープ J3306」だ。
アルミの表面にポリエステルをラミネートし、アルミの劣化、変色をおさえ対候性を高めている。ブチルゴムを使用しており、厚みは0.5㎜ある。粘着力が高く、粗面やコーナー部にもよくなじむという。
水性塗料も油性塗料も塗れるのが特長。トタン屋根やコンテナなどのサビ穴をテープで補修後、ペイントを施すなどの用途を想定しているそうだ。
簡易防水補修に「防水アルミテープ」
ブチルゴムを使用しており、粗面やコーナー部にもよくなじむ。
https://www.nitto.com/jp/ja/products/maskingtape/
今年2月に創業100周年を迎えたカモ井加工紙株式会社は、よりテープ切れしにくい養生テープ「ルパンフォース」を展示した。
建築塗装・養生用のマスキングテープで、従来品よりテープ切れしにくく、強く変身したそうだ。耐候性に優れた粘着剤で、極めてのり残りが少ないという。
テープ背面への塗料の密着性が良く、弾性塗料を使用した際も、塗膜がキレイにはがれ美しい見切りを実現する。一般的な養生テープでは、弾性塗料を使用した際は、見切りにカッターをいれるなどひと手間が必要だった。しかしデモンストレーションで、弾性塗料を塗ったルパンフォースを剥がすと、シャープな線の見切りが現れた。
弾性塗料を使用した際も、塗膜がキレイにはがれる
養生テープ「ルパンフォース」