グッド・ペインティング・カラー委員会(構成団体:日本塗料工業会、日本塗料商業組合、日本塗装工業会)主催の環境色彩コンペティション「第25回グッド・ペインティング・カラー」の表彰式が、1月6日午後1時から東京都渋谷区恵比寿の東京塗料会館で開かれた。全81作品の中から13作品の入賞作品が表彰された。
表彰式では、グッド・ペインティング・カラー委員会の毛利訓士委員長のあいさつを日本塗料工業会の水谷成彦広報部会長が代読し、「このたびグッド・ペインティング・カラーは、25回を迎えることができた。建物を単に美として見せるだけでなく、周辺との調和が必要であり、それには見る人の感性が大事になってくる。そのことが本環境色彩コンペティションを創設したきっかけとなっている。
また、2021年に人材育成のためスキルアップセミナーを開講した。これらが相まって多くのカラーコーディネーターが育成されることを願っている。この場をさらに高めるべく一層努力をしていきたい」と述べた。
続いて、同委員会の清元秀実行委員長の代読で富澤浩史実行委員が「4部門に最優秀賞、優秀賞、特別賞を設けており、今回は新築部門に7件、同改修に19件、同内装に4件、同戸建改修に51件の募集があった。なお、改修部門はいずれも優秀賞となっている」と述べた。その後表彰式が行われ、受賞者に賞状と賞金が手渡された。
講評では、赤木重文審査委員長が「審査員で話し合い、異なる視点の発想を受けて、作品が良いだろう、きれいだろうといった当初と比べ、周辺の環境を踏まえ、内容が進歩した印象を持っている。
改めて色彩だけでは語れない、景観・環境を考えるものであり、五感で感じる奥が深いものである。塗料・塗装の時代的変化の一つとして、質感表現の進展があり、今後の展開を期待している。環境色彩計画は空間としての表現が不可欠であり、このあたりも今後の課題としてあげておきたい。グッド・ペインティング・カラーが今後も日本の景観の質を向上させる一助になればと願っている」と述べた。
受賞者を代表して、新築部門で最優秀賞を受賞した大成建設の渡邊岳彦氏が挨拶をおこない、閉会した。
記念写真撮影後は、受賞者と審査委員による懇談会が開かれ、当初30~40分の予定であったが
1時間近く熱心に話し合った。部門別の入賞作品は次の通り。
【新築部門】
▽最優秀賞=「豊洲ベイサイドクロス」(東京、渡邊岳彦〈大成建設〉、内外装 企業施設)▽優秀賞=「The Westin Yokohama・The Apartment Bay YOKOHAMA」(神奈川、近藤崇〈日本設計〉、外装 その他)▽特別賞=「鹿児島市中央卸売市場魚類市場 市場棟」(鹿児島、南浦琢磨〈安井建築設計事務所〉、外装 公共施設▽特別賞=「ヒガシマル?油 大阪支店」(大阪、松島茂樹〈鹿島建設〉、内外装 企業施設)
【改修部門】
▽優秀賞=「アーバンラフレ虹ヶ丘南」(愛知、山本慶三〈集研設計〉外装 集合住宅) ▽優秀賞=「コンフォール篠原」(神奈川、児平亜由子〈都市再生機構〉外装 集合住宅)▽優秀賞=「尾山台団地」(埼玉、坂部浩史〈都市再生機構〉外装 集合住宅)▽特別賞=「ボナール細田」(東京、池田麻紀〈日本ペイント〉外装 集合住宅)▽特別賞=「若松二丁目団地2‐6‐1号棟」(千葉、鈴木陽子〈都市再生機構〉内外装 集合住宅)
【内装部門】
▽優秀賞=「オリコ研修センター」(東京、宮下 信顕〈エムアールスタジオ〉内装 企業施設)▽特別賞=「日本ペイント防食コーティングス技術事務厚生棟」(千葉、佐藤純子〈日本ペイント〉内装 企業施設)
【戸建改修部門】
▽優秀賞=「Y様邸」(大阪、高山裕樹〈杉本建装工業〉外装 個人住宅)▽特別賞=「M様邸」(千葉、鬼原裕之〈茂原住宅塗装〉外装 個人住宅)
なお、『塗料報知』1月27日発行号では、各部門の受賞作品の中から写真で紹介する。