水谷ペイント 抗ウイルス塗料一般発売
水谷ペイントは、既にモニター販売を先行していた内装用抗ウイルス・抗菌機能を保持する内装・天井用「ACコートW」、床用「ACコートF」の2製品を4月1日に一般発売した。
同製品のコア技術となる光触媒は、微粒子酸化チタンを無機バインダーで固めたミクロンサイズのクラスター型光触媒として同社が独自に開発していた。3月16日から3日間開催した新製品発表会では、施工した物件の説明に加え、抗ウイルスの実証データの開示等を行った。
同社が開発した光触媒酸化チタン(ACパウダー)は、ミクロンサイズのクラスターを形成することで、安全性を大幅に改善。一般的なナノサイズの光触媒酸化チタンは、人体に入った際に健康被害を及ぼす可能性が危惧され、昨今、安全性が論議されている。
ACコートを配合した抗ウイルス・抗菌塗料となる2製品は、抗ウイルス性が4時間で99%、抗菌性98%の分解を実証。臭い分解除去試験においては、光触媒工業会基準0・.16μmol/hを大きく上回る。今後は、SIAAマーク等の取得も目指している。なお、抗菌・防カビ試験室を同社内に設置しており、今後の製品改良にも役立てていくとしている。
色は、「ACコートW」が標準色9色(調色可:N70以上の淡彩色)。「ACコートF」は、標準色5色(調色不可)となる。
TEL06・6391・3039
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